実務者研修と介護職員初任者研修の資格を比べて
介護福祉士を目指せる実務者研修
2012年から始まった実務者研修は、旧ホームヘルパー1級に該当する資格です。介護福祉士の受験資格に「実務者研修修了」が条件として設けられているため、将来介護福祉士を目指したいという人は、必ず取得しておきましょう。すでに介護職に就いている人も、さらに深い知識やスキルを学べます。
介護の基礎が学べる介護職員初任者研修
介護経験がない人にもおすすめなのが、介護職員初任者研修です。旧ホームヘルパー2級に該当する資格で、介護に関する初歩的な知識やスキルが学べます。介護職を目指す人が取得を目指すのはもちろんですが、自宅で家族の介護を行うために、資格取得を目指す人も少なくありません。
収入アップも夢じゃない？介護で実務者研修の資格を取得するメリット
実務者研修の資格を持つ人の仕事の内容
実務者研修の資格を有している人は、要介護者のサポートはもちろんですが、要介護者の家族のサポートも行います。また、同じ介護職員の指導や人材育成といった仕事も、大切な業務の一つです。実務者研修の資格を有していれば、通常は医師や看護師しか認められていない、たん吸引や経管栄養といった難しい処置も行えるようになります。
実務者研修の資格を持つ人の給料とは
実務者研修の資格を有している人は、初任者研修の資格を有している人に比べ、給料が1万円程度多くもらえます。無資格の人と比べると、3万円程度多くもらえるので、給与面では恵まれているといえるでしょう。さらに給与を多くもらいたい場合には、介護福祉士の資格を取得しましょう。介護福祉士の資格を取得すれば、実務者研修の資格を有している人に比べて、2万円程度多くもらえるようになります。
実務者研修の資格を持っている方が有利なの？
介護の仕事に就きたいのですが、資格は必要ですか？
未経験で介護の現場に飛び込んだ場合、即戦力として活躍することは難しいといえます。人の命に関わる仕事なので、事前に資格取得を目指しながら、介護の基礎知識やスキルを身につけましょう。実務者研修の資格があれば自分の実力を示しやすいため、就職に有利になるでしょう。履歴書や面接の際に、必ず資格を持っていることを伝えてください。
実務者研修の資格が生かせる現場
初任者研修よりも深い知識やスキルを有している実務者研修の有資格者は、活躍の場がたくさん用意されています。特別養護老人ホームや老人保健施設、デイサービスといった職場に就職する人が多く、他にもグループホームや障害者施設といった就職先があります。高齢化が問題となっている現代、今後活躍の場はさらに広がるでしょう。
